塩水滴下試験
概要
塩水を一定量、一定間隔にて滴下し、腐食やマイグレーションの状況を確認する試験です。
同時に電圧を印加して試験を行うことにより、短絡電流による発火・発煙・燃焼の有無を確認することも可能です。
試験方法
規定濃度の塩水を一定の時間間隔で滴下するようクランプにて調整します。
滴下先に試料を設置し、目的のポイントに塩水を滴下して試験を行います。
試験風景
試験風景の一例を紹介します。
塩水はチューブの先端に接続したピペットを介して試料へ滴下され、滴下間隔はクランプにて調整します。また、下記の例ではバッテリーを使用して、試料に電圧を印可した状態となります。
試験条件
・滴下間隔…1滴/分、1滴/30分などの滴下間隔にて実施可能
・滴下角度…試料の角度を変え、滴下後の試料に垂れた塩水の流れを調整可能
・試料温度…試料を加温した状態でも滴下試験が可能
試験データ
試験状況の映像をデータとして提出することも可能です。
その他
電圧印加用の電源として自動車用バッテリー、各種安定化電源の用意がございます。
※ 発火・発煙・燃焼により危険な状態が想定される場合については、実施方法をご相談させていただく場合がございます。