高温と低温の液媒体へ浸漬を繰り返し、急激な温度変化を与える「液槽冷熱衝撃試験」
概要
槽式冷熱衝撃試験は、供試品を高温と低温の液媒体へ浸漬を繰り返し、温度ストレスを与える試験です。
気槽式の熱衝撃に比べ急激な温度変化を与えることができます。
短時間の試験で開発品や複合材料などの早期不良を確認し、弱点箇所の発見に貢献します。
液槽冷熱衝撃試験とは
液体を熱媒体とするため、急峻な温度変化率が得られることが特長です。
下記図のように、高温および低温槽間の移動が伴います。カゴの移動はスムーズなエアシリンダ方式で、試料に無駄なストレスを与えません。
設備紹介
ESPEC製 TSB-51
耐荷重:2.0kg
カゴサイズ(mm):W150×H150×D200
ESPEC製 TSB-15
耐荷重:10.0kg
カゴサイズ(mm):W215×H195×D350
設定可能温度範囲
ガルデン液D02TS
高温側 : 70℃~150℃
低温側 : -65℃~0℃
ガルデン液D03
高温側 : 70℃~180℃
低温側 : -40℃~0℃
試験前後の対応
劣化具合を評価する一例として、
下記各種電気特性評価も対応可能です。
●導通抵抗
●絶縁抵抗
●静電容量
●静特性 等
導通不良となったサンプルに断面研磨を実施することで、
クラック率の確認も行えます(右図)。
設備機器紹介
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大型液槽冷熱衝撃装置 TSB-15