製品において重要な回転部品の強度評価を行っています。
概要
私たちの身の周りには、実に多種多様な回転体が存在します。
扇風機・エアコン・PCなどの各種家電製品や、自動車・鉄道・飛行機などの輸送媒体、また、それらを動かすための電気を生み出す発電所にも、高速で回転する部品が用いられています。
これらの高速回転部品の性能は、その製品・装置そのものの性能を決定する大きな役割を担っているため十分な信頼性が求められます。
高速回転試験
高速で回転すること、または高速でなくとも遠心応力が非常に大きなものに対して、回転体が破壊されることなくどこまで耐えうるのかということは、品質管理や信頼性の観点から極めて重要なポイントとなります。
回転体の強度測定は、実機に搭載された状態で試験を行うことが望ましいのですが、万一不具合が発生した場合、高価な機械や周辺機器への損害だけでなく重大な人災にもつながる恐れがあります。
高速回転試験はそういったリスクを回避して、安全に回転体の強度評価を行うことができます。
弊社では最高回転数10,000rpmの縦型の試験機を保有しており、主に以下のような調査を承っております。
(1)破壊に至るまでの回転数調査(バーストテスト)
(2)試験後の外観調査
(3)クラック測長
装置紹介
独自開発した設備を保有しております。
タイプ:縦型
装置寸法:W500 × D500 × H900
テストエリア寸法:φ320 × H250
設置可能サンプル寸法: W約225 × H約135(mm)相当まで対応可
試験可能回転数:0~10000rpm
サンプル形状やサイズに合わせたカスタマイズも承っております。