信頼性試験
Reliability
Test
信頼性試験

機械特性試験~疲労・耐久試験機サーボパルサー/摩擦摩耗試験機トライボギア~

疲労・耐久試験

疲労試験の目的は、材料の疲労限度や疲労寿命を予測することです。材料の疲労破壊に至るまでの応力の限度や回数を把握することで、定期的なメンテナンスや部品交換などの計画が立てられるようになります。

試験概要

疲労試験、耐久試験は試験片や製品に一定の周波数で機械的負荷をかけ続け、製品の疲労寿命や耐久性を評価します。
引張、圧縮、曲げなどの試験方法があり、代表的なアウトプットとしては縦軸に応力振幅、横軸に破断回数を取るS-N線図があります。
弊社のサーボパルサーでは、電磁力式アクチュエータにより高精度な試験力・変位のコントロールが可能で、電子部品など小型サンプルの信頼性評価にも対応可能です。

試験内容

・ 一定荷重を繰り返し印加する荷重制御試験
・ 一定変位を繰り返し印加する変位制御試験
・ S-N線図の取得
・ 試験時の荷重、変位や抵抗値、ひずみ等外部入力信号のモニタリング

測定例

塩化ビニル板の繰り返し引張試験
【試験条件】
周波数:10Hz、試験力制御で10N⇔100Nの繰り返し引張

電磁力式微小試験機「サーボパルサー」

・メーカー:SHIMADZU製
・形式:MMT-250NV-10
・対応試験規格:JIS K7118
・最大試験力:±250N
・最大変位:±10mm
・最大繰り返し速度:100Hz

摩擦摩耗試験

摩擦摩耗試験の目的は、材料どうしの耐摩耗性や摩擦係数を調査することです。
特定条件下での外観変化・摩耗量・摩擦係数を把握することで、製品開発・品質管理などの目的に合わせた、材料の選定・評価が可能となります。

試験概要

一定荷重下での摩耗による摩擦抵抗力の変化をリアルタイムに測定が可能です。
自動車のワイパとガラス面の摩擦測定や、プリンタのゴムローラの摩擦評価など多種多様なニーズにおいてソリューションを提供しています。
サンプルの摩擦係数測定・摩耗試験に併せて、レーザ顕微鏡による摩耗深さ測定、走査型電子顕微鏡(SEM)による微細な形状の観察などの外観評価も行っております。

対応試験規格(準拠含む)

・ ASTM D 1894(Standard Test Method for Static and Kinetic Coefficients
of Friction of Plastic Film and Sheeting)
・ JIS P8147(紙及び板紙-静及び動摩擦係数の測定方法)
・ JIS K7125(プラスチック-フィルム及びシート-摩擦係数試験方法)
・ JIS L0849 Ⅰ型(摩擦に対する染色堅ろう度試験方法)

測定例

銅(Cu) / 銅(Cu)の摩擦係数測定
【試験条件】荷重:100g
      ストローク:10mm
【試験結果】静摩擦係数:0.209
      動摩擦係数:0.163

摩擦摩耗試験機 「トライボギア」

・メーカー:新東科学株式会社製
・形 式:TYPE:40
・測定範囲:0~1000gf
・テーブル寸法:240mm×120mm