熱衝撃試験のご案内 ~液槽熱衝撃試験、ホットオイル試験~
概要
当社では、液槽熱衝撃試験機に加え、短時間に温度サイクル試験を行うホットオイル試験機も保有しております。
急激な温度変化状況下でのプリント基板の耐熱性を評価します。
液槽冷熱衝撃試験
供試品を高温と低温の液媒体への浸漬を繰り返し、温度サイクルストレスを与える試験です。
液体を熱媒体とするため、急峻な温度変化率が得られることが特長です。
短時間の試験で開発品や複合材料などの早期不良を確認し、弱点箇所の発見に貢献します。
ホットオイル信頼性試験
電子基板を高温・常温のオイル槽へ交互に繰返し浸すことにより、気相式の熱衝撃試験よりも短時間でスルーホールやビア等、試験前後の導通抵抗の評価が可能です。
・プリント配線板の熱衝撃試験条件(JIS C 5012)に準拠
・両面多層、フレキシブルなど様々なプリント基板にも対応
製品名: PH-500/R0L0P1(島津製作所製)
試験液媒: シリコンオイル
最大試料枚数: 4枚/バッチ 150×150mmの場合(寸法により変動)
最大試料寸法: W240×D70×H180mm
温度範囲: 高温槽50~260℃/低温槽5~25℃
抵抗値の連続モニタリング試験
試験槽
設置治具
試験前後の対応
劣化具合を評価する一例として、下記各種電気特性評価も対応可能です。
●導通抵抗 ●絶縁抵抗 ●静電容量 ●静特性 等
導通不良となったサンプルに断面研磨を実施することで、
クラック率の確認も行えます(下図)。
断面画像
断面画像