CO₂レーザ加工事例
概要
CO2レーザは炭酸ガス(二酸化炭素)の中に放電を起こさせて励起し、発振させるレーザです。
非常に励起効率が良く、また容易に大出力を得ることができるのがこのレーザの特徴です。
そのためCO2レーザは最も産業利用されているレーザの一つです。
ラージウィンドウ加工
CO₂レーザの波長領域では、銅層の表面でレーザ光が反射されるため、加工が困難です。
そのため、予め穴形成周辺の銅層のみ、エッチング除去してから加工を行うラージウィンドウ加工を行っています。
銅ダイレクトBVH加工
高密度化、高微細化の要求が多くなると、パターンと照射位置のズレが大きな弊害となっていました。
そこで、銅箔を直接レーザで加工する銅ダイレクトBVH加工を採用しています。
レーザ光の吸収率を高めるため、銅層の表面にレーザ吸収層を設けて、銅層の加工を行えるようにしています。
銅ダイレクト多層貫通加工
従来は、コアキオ一層の貫通のところを、レーザ加工機の性能向上と加工条件の最適化で、4層積層板貫通も可能となりました。
シリコーンゴム加工
UV-YAGでは加工できないシリコーンゴムをCO₂レーザで加工しました。
電子部品用の材料でなくとも加工可能なケースがあります。
市販品両面テープへの外形加工
補強板の形状に合わせて、個別に貼り付け可能となる両面テープを精度良く加工できます。
大径コンフォーマル加工
コンフォーマル径650µmを加工しています。
加工機ビーム径ではカバーできないので、データを多点配置して均一な仕上がりとしています。
まとめ
HITACHI LC-2F21B/1C,HITACHI LC-2E21B/1C,HITACHI LC-2G212/2C,HITACHI LC-2K212/2C,
HITACHI LC-2L252/2C,HITACHI LC-2LA252/2C
と旧タイプから最新タイプまで幅広いラインナップでお客様の要望にお応えします。
コンフォーマル加工・ラージウィンドウ加工・Cuダイレクト加工・その他工法と幅広く対応しております。
設備機器紹介
-
ビアメカニクス社製CO2レーザ加工機