Quality

Qは進化し続けている

Qの進化とは

市場が成熟すればするほどQは加速的に進化・発展するものです。昨日までクレームゼロで市場に出ていた製品でも、要求されていた精度が変更されたり、新しい品質項目が追加されたにもかかわらず従来の製品を出荷すれば、その製品は今日から欠陥品として市場から排除されます。
品質に関して「お客様は傲慢で勝手な存在である」と感じてきたら要注意です。Qはそもそもお客様とは関係なく勝手に進化・拡大・発展するものだからです。ゼロのモノづくりは、お客さまの直接の声だけを聞くのではなく、潜在的な要求にも耳を傾けて対応するとともに、将来のQに対しても積極的に取り組まなければなりません。そのためにはまず、工場内や生産現場だけに意識を固定しないことが重要です。また品質改善活動は、ともすると受け身的な仕事になりやすいが、提案型のQ活動を推進していくことも大切です。